台湾旅行2日目はちょっと遠出して故宮博物館へ。朝食は台湾おにぎりでスタート!
これが本当においしかったんです!
1.朝食は青島飯糰のおにぎり
2日目は8時にホテルを出発して台北駅の近くにあるおにぎり屋さん「青島飯糰」へ。
泊まっていたシティースイーツ台北 ベイメンからは歩いて行けます。
似たようなお店があるので一瞬間違えそうになったけど、黄色の看板を探せばわかります。
朝から地元の人が列をつくっています。きっとおいしいに違いない!
店頭にメニュー表示があって、指差し会話で伝える。日本語表示はないので、事前にネットで調べてスマホでメニュー名を表示して見せるのがおすすめです。
おにぎりの具が並んでいて、おじさんやおばさんが中に詰めてくれます。
白米か紫米かが選べて、ここはやっぱり紫米を選んでみる。古代米みたいな感じかと思ったら、もっと粒は小さかったです。味の表現ができないけどおいしかった!
通称「台湾おにぎり」とはいうけど、手で握って形をつくっていくのではなく、薄く伸ばしたご飯の上に具をのせてくるっと巻いていきます。
滷蛋肉髭 35元 122円くらい
片手に乗らない大きさなのに安い!
滷蛋は煮卵。卵がごろっとはいっているわけで、そりゃ大きいわ。
肉髭は、お肉をほぐしたものなのですが、これが味のアクセントになってうまい!
煮卵はもちろんおいしくて、でも煮卵以外は日本では食べたことない味や食感なので、言葉にできない・・・。
謎の揚げパンみたいなやつがあったな。これがきっとサクサクの食感を出しているのだろう。
とにかくこのおにぎりは大正解!おいしい!
女性なら1個でおなかいっぱいだと思う。2個買って、観光の合間に食べてもよいと思うくらいおいしかったです。これは次に行った時にリピート決定だな。
近くにもう1軒、ローカルの人が並んでいたおにぎり屋があったのですが、調べてみると青島飯糰と並ぶ有名店があるそうです。間違えて並びかけたのはそっちのほうだったか。もう1軒のほうも食べ比べてみたい!
青島飯糰
住所:台北市中正区青島西路13號
営業時間:6:00~10:00頃
アクセス:台北駅から歩いて5分くらい
2-1.世界四大博物館 故宮博物院
この日はずっと行ってみたかった故宮博物院へ。
清王朝のお宝!!!!
地下鉄とバスを乗り継いで故宮博物院へやってきました。
故宮博物院はフランスのルーブル美術館、アメリカのメトロポリタン美術館、ロシアのエルミタージュ美術館と並ぶ世界四大博物館といわれるうちのひとつ。
今回は秦の始皇帝の時代のお宝や清王朝のお宝を見たくてやってきました。
故宮博物院には、およそ70万点近くの収蔵品があると言われていますが、常時展示している品は、6000~8000点。特に有名な宝物数百点を除いては、3~6カ月おきに、展示品を入れ替えているため、すべてを見て回るには、10年以上はかかると言われています。
台北ナビより
ということで、収蔵品の数が半端ない!
特に有名なのは翡翠から彫られた「翠玉白菜」と瑪瑙(メノウ)から彫られた豚の角煮にそっくりな「肉形石」。
なぜ白菜!?なぜ角煮をモチーフにした!?と疑問は残りますが、金持と王族の考えることはわかりませぬ。それはおいといて。
1924年に中国の紫禁城から退避させ、さらに戦火から守るために退避させるなど、行ったり来たりしたお宝たちは、現在は台北中心部から少し離れた故宮博物院で安息の地を得ました。
中国最後の王朝「清」はそれこそ映画「ラストエンペラー」から雰囲気を味わうことができますが、当時の王族の人達が使った調度品やアクセサリーが見られるということで大興奮。
が、残念ながら、この日は翠玉白菜は出張中で展示されておらず、肉形石は見ることができました。見れば見るほど、「なぜ角煮にした!???」。まぁ、色は似ているんですけどね。
感動したのは高貴な女性が付けていた「爪飾り」。西太后が指につけているイメージのアレですね。
とにかくゴージャスに飾り付けられていて、長い。
これって本当に存在していたんだ・・・(感動中)
あんなのつけてたら、そりゃーお付きの者が必要なわけだよ。自分ひとりじゃ飲み物ひとつも取れやしない。
48枚の翡翠でできた屏風も迫力がすごかったり、象牙への細かい細工が必見な「彫象牙透花人物套球」とか。もう、ずっと口を開けてぽかーんとしながら展示を見て歩きましたよ。
なんだろう。ここまでしなくてもよいでしょ!?と思うくらいの贅沢。
正直、そこまでやる必要がない。「無駄」なわけですよ。爪飾りなんてその最もたるもの。全く実用的ではない。
でも、そこに金と時間と労力をかけるのが財力の証なだろうなぁ。
2-2.故宮博物院を賢くまわるコツ
今回、失敗したなと思ったのは、下調べを全くしなかったこと。
白菜が出張中ということは知っていたのだけどね。
展示品の撮影がOKだったなんて!!!
なんか、カメラの絵と「×」のサインがあったから、てっきり撮影NGだと思っていたのだよー。
大人気で展示室までの導線がひかれていた肉形石でさえ、みんなバシバシ写真撮っていた姿に「観光客、モラルがなってないな」と思ったら、どうやらフラッシュ撮影がNG、ということだったらしい。
故宮博物院、どんだけ太っ腹なんだ!
あと、何を見たいかはしっかり調べていくべきでした。館内は広く、「102号室」「202号室」などナンバリングされているので、目的のものがどこにあるかさえわかれば早い。
入口で日本語の案内図もあったので、行く前に見ておきたいものを調べ、着いてどこにあるかをチェックしてまっていればよかったです。
最後に嬉しい誤算。
ミュージアムショップが充実しすぎている!
海外に行くとミュージアムショップにがっかりすることも多いのですが、西門紅楼に行った時にも思ったのですが、台湾の雑貨のデザインは日本人好みだということ。
でかすぎないちょうどよいサイズ感の翠玉白菜と肉形石の置物とか(かわいい)
故宮博物院柄のマスキングテープは2個入りでお土産で配るのにちょうどよいとか(かわいい)
故宮博物院の付箋とか(かわいい)
展示品の花瓶の図柄のブックマークとか(超かわいい!)
散財必至!
西門紅楼と故宮博物院のミュージアムショップでかなり買い込んでしまった。
相場からすれば割高ですが、デザインがとにかくおしゃれでお土産に配れるもの多く、悔いなし!
もし、ツアーで訪れるなら集合時間が決まっていると思うので、ミュージアムショップを見るので30分くらいかかることは想定しておいたほうがよいです。
ということで、故宮博物院から得た教訓です。
- 故宮博物院内はフラッシュ無しなら撮影OK(2020年現在)
- 見たいものは事前に調べておくべし。
日本にいる間にガイド本などで展示場所も含めて調べておいた方が良い。
故宮博物院内で日本語の詳しい案内があると思うな。 - ミュージアムショップは散財必至!ショップに立ち寄る時間も計算して計画を立てよう
次回は白菜がいらっしゃる時にまたリベンジしたいです。
国立故宮博物院
住所:台北市至善路二段221号
Tel:(02)2881-2021
営業時間:8:30~18:30 (金土8:30~21:00)月曜日休館
※11~3月は8:30~17:30
アクセス:士林駅で255、304、紅30、小18、小19のいずれかのバスに乗り、「故宮博物院前」で下車
士林駅に向かうまでには、MRTの電車から向かって右側に圓山大飯店ホテルが見えます。
圓山大飯店は、蒋介石夫人である宋美齡氏が建てた台湾第1号の5つ星ホテルです。
3.小籠包がおいしい松満樓
故宮博物院から戻り、お昼は「やっぱり小籠包が食べたいよね」ということで、地元の人に人気のレストラン「松満樓」にやってきました。
日本の台湾好きグルメブログでもよく取り上げられるお店。今回の台湾滞在では一番きれいなお店でした。
とはいえ敷居が高いわけでもなく、客層は近所のおばさまたちや、家族連れが多かったです。
気軽に入れるお店です。
鮮肉湯包 $100 約350円
まずはスタンダードな小籠包を注文。今回の旅ではかなり割高です。
日本で換算すると全く高額ではないのですけどね。
これが本当にうまかった!皮は薄くて、中の肉のあんが見えるくらい。
スープがたっぷり。ジューシーでおいしい!
最初の1品目で悟りましたよ。
この店は当たりだ!と。
季節野菜の炒め物 $130 約455円
にんにくが効いててうまい。2人で食べるのにちょうどよい分量ね。
合菜代帽 $220 約770円
野菜と小間切れ豚肉のオムレツ
・・・で合ってるよね?
後からメニューを撮った写真を見直してもこれしかないと思うのだけど、違っていたらすみません。
これもうまかった!
上にのっている卵焼きは、油で揚げた感じ。ちょっと油っぽい感じはするけど、ふわっふわ。
卵焼きの下にはもやしや野菜、豚肉と春雨が入っていて味付けは日本人にも食べなれた味。
卵がすごいボリュームがあって2人で食べるには多かったんだけど、これは選んで成功です。台湾の卵料理っておいしいな!
台湾の味付けというか、食材の組み合わせは私は正直合わない料理も多くて、酸っぱかったりパクチー味だったり、マンゴーや豆乳が嫌いだったりと、台湾好きな友達と一緒に行っても味が合わないことが多く、一般家庭料理やファストフード的な料理が合わないなと。
これまでインドネシア、マレーシア、ベトナム、カンボジアに行ってどの国の料理もおいしかったんだけど、台湾にはちょっと苦手意識を持ってました。
でも、この店の料理は日本人の味覚に合うよ!
自信をもっておすすめいたします!
そしてこの店を訪れる日本人がこぞって絶賛する一品。
蝦仁絲瓜湯包 $130 約455円
エビとヘチマの小籠包
薄い小籠包の皮の中に入っているヘチマの翡翠のような緑が美しいほど。
中は具沢山。ヘチマの食感がたまらなく良い。エビももちろん入ってます。
あっさりとした味付けが好きな人におすすめ。
やっぱり全体的に味付けが濃いものが多いですね。そんななかでこの小籠包はおすすめです。
ここで最後に麺かチャーハンをと思ったけど、卵料理が思いのほか量があって女性2人ではこれが限界でした。麺かチャーハンか、食べたかった・・・。
あと、写真をみておいしそうだった老皮嫩豆腐(台湾風 揚げ出し豆腐)もね!
地元の人で集まる人気店なので予約して行った方が良いと思います。
メニューは日本語版もあるけど、スタッフの方が日本語が話せるわけではないので、日本から予約するか、ホテルの人に頼んで予約してもらいましょう!
松満樓
住所:台北市済南路三段26號
Tel:(02)2751-8479
営業時間:11:30~14:00 17:30~21:00
アクセス:忠孝新生駅から徒歩3分
日本語メニューあり
おなかがいっぱいになったところで迪化街の散策にでかけます♪
迪化街編に続く
台湾グルメとレトロな建物を訪ねる 旅行記
- ①朝食は雲呑撈麺と水餃子
- ②ギリシャ建築のような国立台湾博物館
- ③旧台北州庁舎、濟南教会、台北医院 赤レンガの建物を訪ねて
- ④市長官邸藝文沙龍と阿城でガチョウを食べる
- ⑤当代芸術館と西門紅楼 近藤十郎設計の2つの建物
- ⑥饒河街夜市と寧夏夜市を食べ歩き
- ⑦北門に行くなら必見!台北郵便局、国立台湾博物館鉄道部、三井物産北門倉庫
- ⑧台湾グルメ編 青島飯糰のおにぎりと松満樓の小籠包
- ⑨中華と西洋のフュージョン。洋風建築好きなら迪化街に行くべし!
- ⑩迪化街で日本統治下時代の建物を探す
- ⑪秦小姐豆漿で鹹豆漿の朝食を 最後は台湾総督府へ
初めての台湾旅行で役立ちました!
グルメやマッサージなど普通の台湾旅行なら「るるぶ」や「ことりっぷ」でも十分だけど、建物を巡る旅など自分でテーマを決めて旅するならやっぱり「地球の歩き方」が一番詳しい!今回の旅ではとてもお世話になりました。
今回の「日本統治下の建物」を探す旅は、この本無しでは成り立たなかった!
10年前の本で少し情報は古くなるものの、建物はそこに在り続けるわけで。今回は台北だけだったので、台中、台南にもぜひ行ってみたいです!
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