
西門紅楼をあとにし、夕飯は台湾名物の夜市で食べよう!ということに。饒河街観光夜市と寧夏夜市へ行きました。駅近の饒河街観光夜市から行くのがおすすめ。
その前に、1度は体験したい、台湾のマッサージに行ってみます。
1.尊足 足體養生會館
西門紅楼からは歩いて行ける距離なので、観光の合間にふらっと立ち寄れるのが便利。この付近にはマッサージ屋がいくつもあります。

お店の前にはメニュー表示の看板があって、台湾の言葉の表記「繁体字」でもなんとなく読んでわかるし、日本語の補足もある。
40分コースで1,500円くらいからのコースがあります。最近は日本でもマッサージは安い店も増えてきましたが、料金は前払いでぼったくられることも無し、お店は清潔で、マッサージ用の椅子も快適。
本場の台湾のマッサージを受けてみたいけど、清潔・明朗会計のところで安心して施術を受けるならこのお店はお勧めです。
ワタシたちは50分コースで足湯、足裏マッサージ、首、肩、頭のマッサージもついて499元(当時のレートで約1,750円)を選びました。
片言の日本語で「イタイ?」「イタイ?」と途中で聞いてくれますが、それで弱まることはなく(笑。
ワタシも友人も別のところが痛がっていて、どこが悪いかを教えてくれますが、「イタイ」というとそこばかり突いてくる。2人同時に始めて全く同じ個所を同じようにマッサージするのではなく、その人に合わせてマッサージしてくれました。あまりにも痛がりすぎて途中でおかしくなって笑ってしまったよ
。
歩きっぱなしだったので途中にマッサージを入れて正解。帰りには割引チケットをもらいました。時間が無くて行けなかったけど、また台湾に行くならここでお世話になりたい。
尊足 足體養生會館
住所:台北市中正區漢口街一段35號一樓
営業時間:8:00~20:00
Tel:(02)2370-6008
アクセス:台北駅 地下M8出口から徒歩3分
2.饒河街観光夜市で名物胡椒餅を食べる
マッサージの後は北門駅に出て地下鉄に乗り、松山駅で降りるとすぐ。まず目につくのがきらびやかにライトアップされた松山慈祐宮です。

創建1753年。建てられてすでに200年という古いお寺。夜のライトアップもみどころのひとつですが、昼もまた赤や青で彩られていて素敵です。
絶景の写真スポットですが、夜は人通りが多くてなかなか撮影は難しい。
あたりを見回すと「饒河街観光夜市」の看板が。

門をくぐってすぐのところにあるのが饒河街観光夜市名物の胡椒餅のお店。

胡椒餅は珍しいものではないですが、この夜市は別。
ミシュランのピブグルマン台北2019に認定されたお店「福州世祖胡椒餅」があります。いまや、ここの胡椒餅を食べるために饒河街観光夜市を訪れる人が多く、とにかく人が集まります。

胡椒餅とは、たっぷりのねぎと胡椒をお肉に入れてある薄皮の肉まんといった感じのファストフード。皮はカリカリしていて、焼き小籠包の皮に近いかな。
ひとり1個軽く食べられるけど、食べ歩きしたいので2人で半分こ。
こんな感じの窯で作られています。一気にいくつも作れるけど、並んでいる人が多すぎて20~30分くらい待ちました。

ねぎと胡椒、肉のあんを皮で包んで窯に張り付けて焼く。台湾出身の人に聞いたのですが、「胡椒餅、普通に作れるよ。でも窯が無いから日本では作れない。」ということで、窯さえあれば台湾の家庭でも作れるそうです。
これは本当においしかったです。

夜市は大通りの両サイドに店が並び、ところどころにテーブルと椅子が置いてある一画があり、歩いている人も食事をしている人も、どこも人でいっぱい。大通りを一本入ったところにも屋台が並び、「巨大なアメ横」といった感じ。
食だけでなく服、家電などとにかくいろんなものが売っている。

麺の屋台があったり、

台湾流のおでん屋さん?鍋の具になりそうなものを売っていたり、サイコロステーキ的なものも売っていたり。
そしてこれも饒河街観光夜市名物。刀削麺ロボットだ!

動画を撮りたくなるロボットだ。
ひたすら削って麺を煮えたぎった湯の中に入れています。
そして今回、ワタシが気になったのはこちら!

カエルの卵???じゃないですよ。透明なわらび餅みたいな皮?の中に小豆餡やいちごっぽい味、メロン、白餡が入っている。パックで買うと数が多すぎて食べきれなさそうだったので、半分の数で頼むとビニール袋に入れてくれました。

甘すぎるお菓子が苦手なワタシでも幾つでも食べられる。ほんのりとした甘さがおいしい。
日本の和菓子に近い。緑茶や抹茶と合わせていただきたい。これは気に入った!
日本でもデザートとして食べたい味でした。
ミシュランガイド台北2019年版のビブグルマンには「阿國滷味」、「紅燒牛肉麵牛雜湯」、「陳董藥燉排骨」の3軒が選出されています。全部食べつくしたい!
饒河街観光夜市
アクセス:MRT松山駅5番出口からすぐ
2.寧夏夜市は雞肉飯がおすすめ!
饒河街観光夜市は人が多すぎて落ち着かないので(ミシュラン ピブグルマン効果!)、寧夏夜市へ行ってみようということに。松山駅に戻り、今度は地下鉄で中山駅で降りてしばらく歩きます。

寧夏夜市の看板が見えてきました。
200mほどの通りにこちらも屋台が並び、その数は100軒以上。寧夏夜市はグルメに特化した夜市です。
座って食べられるところも多いので、がっつり夕飯を食べるなら寧夏夜市のほうがおすすめです。
- 寧夏夜市
- 寧夏夜市の様子
- ロブスター!?
寧夏夜市で食べるべきもの。それは方家雞肉飯の雞肉飯!

屋台の隣にテーブルと椅子のスペースがあって、相席になったり狭かったりとせわしないけど、夕飯を食べるのにはおすすめなお店です。日本語のメニューもあるので指差し会話でOK!
名物の雞肉飯(鶏肉ご飯)と炒青菜(野菜炒め)を食べました。
雞肉飯は30元(105円)、炒青菜は40元(140円)。合計で245円。安いっ!
胡椒餅や和菓子みたいなスイーツを食べた後だったので、2人でシェアしたおでひとり実質122円!安いっ!
雞肉飯は鶏肉をほぐしてタレをかけたもの。ご飯が進む。ねぎ入りの卵焼きも食べてみたかったな。
寧夏夜市
アクセス:MRT中山駅から徒歩10分
3.寧夏夜市近くの人気店
寧夏夜市で雞肉飯を食べた後は、途中にあるスーパーに寄ってつまみと台湾ビールを買ってホテルまでは歩いて戻ることに。夜市ではお酒の扱いはほとんどなく、屋台のそばのテーブル席では「持ち込みNG」と但し書きがあるので酒の持ち込みはできないところもあるので、ホテルの部屋に戻って飲むことに。
ホテルに戻る前に人気のお店が何件かあるのでご紹介。
- 豆花荘の看板
- 豆花荘
老若男女に人気の豆花(トウファ)のお店「豆花荘」です。トウファとは、豆乳を使ったスイーツ。
ワタシはお腹いっぱいでしたが、友達はテイクアウトしていました。
寧夏夜市に入ったところにあるお店。日本語メニューもありますよ。
豆花荘
住所:台北市寧夏路49号
Tel:(02)2550-6898
営業時間:10:00~深夜1:00 休業日は旧正月の3~4日間
アクセス:MRT 雙連駅出口2から徒歩15分

吉龍糖(Ji Long Tang ジロンタン)は日本にも上陸した黒糖タピオカミルクティの専門店。
タピオカミルクティだけでなく、パンなども売っているようです。
ワタシが台湾に行ったのは2018年12月でしたが、2019年4月に恵比寿にできたそうです。
ここもとにかく人が多かった!吉龍糖のロゴがかっこよかった!
台湾滞在1日目の旅はこれで終わり。
2日目も建築物を見て歩くぞー!国立故宮博物館にも行きます!
北門に行くなら必見!台北郵便局、国立台湾博物館鉄道部、三井物産北門倉庫 へ続く
台湾グルメとレトロな建物を訪ねる 旅行記
- ①朝食は雲呑撈麺と水餃子
- ②ギリシャ建築のような国立台湾博物館
- ③旧台北州庁舎、濟南教会、台北医院 赤レンガの建物を訪ねて
- ④市長官邸藝文沙龍と阿城でガチョウを食べる
- ⑤当代芸術館と西門紅楼 近藤十郎設計の2つの建物
- ⑥饒河街夜市と寧夏夜市を食べ歩き
- ⑦北門に行くなら必見!台北郵便局、国立台湾博物館鉄道部、三井物産北門倉庫
- ⑧台湾グルメ編 青島飯糰のおにぎりと松満樓の小籠包
- ⑨中華と西洋のフュージョン。洋風建築好きなら迪化街に行くべし!
- ⑩迪化街で日本統治下時代の建物を探す
- ⑪秦小姐豆漿で鹹豆漿の朝食を 最後は台湾総督府へ
初めての台湾旅行で役立ちました!
グルメやマッサージなど普通の台湾旅行なら「るるぶ」や「ことりっぷ」でも十分だけど、建物を巡る旅など自分でテーマを決めて旅するならやっぱり「地球の歩き方」が一番詳しい!今回の旅ではとてもお世話になりました。
今回の「日本統治下の建物」を探す旅は、この本無しでは成り立たなかった!
10年前の本で少し情報は古くなるものの、建物はそこに在り続けるわけで。今回は台北だけだったので、台中、台南にもぜひ行ってみたいです!
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