金閣寺まできたら、ついでに足をのばそう「竜安寺」。
竜安寺は何も考えずにぼーっとして心を落ち着けるために行くお気に入りの場所。
竜安寺も世界遺産に認定されています。
山門をくぐり、鏡容池(きょうようち)に出ます。
晴れの日の池も好きなんだけど、この池には雨が似合う。
竜安寺の参道。
左側の看板は修学旅行生の写真スポット。
いつもにぎわっているんだけど、この時は誰もいませんでした。
私も修学旅行で竜安寺に来た時、ここで写真を撮ったっけな。
竜安寺の石庭は、正式名称は「方丈庭園」。
代表的な枯山水の庭園。庭一面には白砂が敷き詰められていて、「水面」に見立てられています。
縁側に座っていると穏やかな気持ちで庭を眺めている自分に気がつく。
あー、日頃の喧騒から逃れて、ここでずーっと庭を眺めていたい。そんな気分。
最近は外国人観光客も多く、修学旅行生よりもはしゃいでいる人もいるけど、タイミングがうまく合えばゆったりとした時間が過ごせます。
ここが写真ポイント!
竜安寺の石庭はがんばって「石」を全部撮影しよう!
石庭には15個の石が東側から5・2・3・2・3と配置されているそうです。
縁側から眺めようとすると、1個は必ず隠れてしまって見ることができないというのは有名な話。
中学の時の修学旅行で、ガイドのMKタクシーの運転手さんに(自由行動の1日は、MKタクシーのガイド兼運転手さんが1グループにひとり、ついてくれたのです。なんと贅沢な修学旅行!)、全部見ることができる場所を教えてもらいました。
それがこの左端の石の向かいに立って、右側を眺める位置だったんだけど、どうやら現在は違う場所と伝わっているようです。
この庭の石の配置については諸説あります。
ひとつは「虎の子渡し」と呼ばれる中国の説話「虎の親子が大河を渡る様子」を示しているという話。
もうひとつは、「漢字の『心』を表した配置だ」という説など。
しかし、誰が、何を意図して造られたのかまったく謎らしいです。
私は中学時代にMKタクシーのガイドさんに言われた言葉が強烈に印象に残っていて、確か、「石は『心』という字を表しているけれども、どこから見ても石が1個足りなく見える。だけど、最後の1個の石はあなたの心の中にあるんですよ。」といった内容だったかと。
「青い鳥」の話みたいに、探しても探しても見つからないのではなく、一番大切なものは身近にあるんだよ。
ということなのかなぁ?と思った覚えがあります。
石庭を眺めた後は、お部屋を見学。
奥のほうに人が縁側に座って石庭を眺めています。
このお部屋については、詳細は忘れてしまいました・・・。
石庭の裏側です。人が集まっているところに確か、「知足のつくばい」があったような気が・・・。
つくばいとは、茶室に入る前に手や口を清めるための手水を張っておく石のこと。
「吾唯足知(われ、ただ足るを知る)」と彫られているんだけど、中央の「ロ」の部分がそれぞれ「五・隹・疋・矢」と合体するとそれぞれの文字になるという。
この「吾唯足知」も解釈には諸説あるようで、うーん。解説を読んでも私にはわからない。
残念ながら「禅」って私には理解不能です(笑。
このつくばい、徳川光圀が寄進したとされるけど、一般の人が見ることができるものは複製だそうです(ずっと本物だと思ってた)。
●竜安寺
住所:京都府右京区竜安寺御陵下町13
Tel:075-463-2216
営業時間:8:00~17:00(12~2月は8:30~16:30) 無休
拝観料:大人500円、小・中学生300円
市バス竜安寺前下車すぐ
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