竜安寺から市バスを乗り継いでバス停「清水道」へ。
もう少し祇園寄りで降りても良かったんだけど、八坂さんを眺めて歩きたかったのであえて「清水道」バス停で降りることに。
八坂の塔があるのは「法観寺」と言うらしい。
高台に建っているので、46mの高さとはいえ、坂の下から上がってくるともっと高く感じます。
この「ザ・京都」な風景、好きなんだよなぁ。
時々、本物か偽物(笑)かどうかわからないけど、舞妓さん姿の女性とすれ違うこともあって、映りこんだ写真はなかなか絵になるのです。
八坂の塔を登りきる前に左側に入り、しばらく歩くとまた坂道にぶつかるんだけど、その付近に霊山護国神社の鳥居があります。
この坂道がまたきつい。「維新の道」はただならぬ道のりでございます。
だんだんと坂がきつくなってくる・・・。
この通り沿いには、維新の志士達が集った西本願寺の別邸、「翠紅館(すいこうかん)」跡もあります。
三条実美、桂小五郎、坂本龍馬らだけでなく、志半ばで朽ち落ちた土佐藩の武市半平太、長州藩の久坂玄瑞ら多数が集まったそうです。
さらに、長州藩の桂小五郎など各藩の代表者が集まって攘夷や討幕などについて具体的に話し合った「翠紅館会議」が行われたところです。
現在は当時の建物のまま、料亭「京大和」になっています。
「維新の道」の石碑。東大路通から霊山護国神社へ続く1本道の坂道は「維新の道」と名付けられています。
霊山護国神社には維新志士達のお墓がたくさんあるんだけど、そこには行かなくとも、坂を登ったところにある霊山歴史館はおススメ。
幕末好きじゃなくても十分楽しめます。
当時の家屋の模型やジオラマなどを見ると当時の生活がよくわかります。
大河ドラマの舞台になる土地は必ず「XX館」的なものを作ったり展示スペースを設けるけど、ドラマのセットや小道具展示が中心。あるいは、パネル展で終わることが多いです。
ここには本物があります。その時代に存在した本物があるのです。
霊山歴史館は行ったことはあるんだけど、このときは残念ながら時間がなく、坂本龍馬のお墓参りを優先させて霊山歴史館には立ち寄りませんでした。
また見に行きたいな。
霊山護国神社へ。
ここはもともとは土佐、薩摩、長州の勤王の志士を葬ったのが始まりだそうで、その後、明治になってから天皇の発案で日本初の招魂社になったということです。
写真は円山公園にある坂本龍馬、中岡慎太郎像のミニチュア。
ミニチュアというだけあって、実際目の前にすると「小さっ!」。
いいんです。大きさが大事なわけではないですから!
龍馬が立っていて、中岡慎太郎は膝をついています。
二人とも立姿ではないのは、二人の身長差があまりにもあったため、と伝えられています。
銅像の後ろにあるのが坂本龍馬と中岡慎太郎のお墓です。
まずは「はじめまして。」とご挨拶。
普段はもっと人がいるのでしょうが、この日は雨が降っていたのでここまで登ってきていたのはワタシだけでした。
左が坂本龍馬、右が中岡慎太郎のお墓。
後ろの上のほうに正方形の石碑がたくさんある。
ここに訪れた人のメッセージです。お墓の周りにもたくさん。
読んでみると、まるで二人が現代に生きているように語りかけているメッセージもあります。
みなさん、創意工夫されていて、くすっと笑ってしまうものもありました。
龍馬さん以外にも木戸孝充(桂小五郎)もここで眠っていて隣には幾松こと木戸松子のお墓もありました。
●霊山護国神社
住所:京都市東山区清閑寺霊山町1
参拝時間:8:00~17:00(入山受付は9:00から)
拝観料:大人300円、小・中学生200円
市バス「東山安井」下車徒歩10分。坂はちょっとキツメです。
ここが写真ポイント!
舞妓さんに遭遇!
バスに乗るために八坂の塔まで下りてきたところで舞妓姿の女性2名を発見。
といっても、ここら辺には観光客が舞妓さんの扮装ができる「変身舞妓」のお店があるので本物かどうかわかりませんが。
調べてみたらこの八坂の塔がある法観寺は、聖徳太子が建てたと伝えられているそうです。
ことの真偽は定かではないけど、建てられたのは平安時代より古いことは確からしい。
そして平安時代後期に火災で焼失したときにはなんと、源頼朝が再建したそうな。
なにげにすごいメンツです。
●八坂の塔(法観寺)
住所:東山区八坂通下河原通東入ル
拝観時間:10:00~16:00 不定休
拝観料:400円(特別拝観の場合は別途)
市バス清水道下車、徒歩5分
京都の旅はこれで終了。
あちこちと距離の移動が多かったけど、意外にいろいろとプチ旅ができた1泊2日でした♪
宇治と伏見への旅 INDEX
- (1)世界遺産 平等院鳳凰堂へ
- (2)世界遺産 宇治上神社と宇治をお散歩
- (3)寺田屋見学で幕末気分♪
- (4)世界遺産 二条城をお散歩
- (5)世界遺産 金閣寺は「逆さ金閣」を撮るべし!
- (6)世界遺産 心を整える場所 竜安寺へ
- (7)東山地区散歩
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