京都2日目 金閣寺へ
2日目は朝から小雨。それでもいつものように路線バスを乗り継いで金閣寺へ。
京都に来ると必ず立ち寄る場所です。時期を間違えると修学旅行の中高校生が多くてゆっくりまわれないんだけど、それでもつい、来てしまう。
写真は総門。
砂利の道をしばらく歩く。
金閣寺は臨済宗相国寺派の寺院。正式名称は「鹿苑寺」です。
通称「金閣寺」のほうが圧倒的に有名ですね。
黄金に輝く三層の楼閣が見えてきました。
雨がポツポツ降っているけれど、鏡湖池に逆さ金閣寺。
金閣寺を建てたのは室町時代の将軍足利義満。義満の死後、夢想疎石が禅寺として開山しました。
よーく見ると、一層目は障子が開いているのですが、そこに釈迦如来像があるのです。
遠くからでも仏像らしきものがあるのがわかります。
ここが写真ポイント!
金閣寺では池に映る「逆さ金閣寺を撮るべし!」
基本的に晴れ女なんだけど、金閣寺に来る時は雨にぶつかることが多いんだよな。
それでも雨の日の金閣寺もなかなかきれい。
雨粒が池の水面を揺らすので「逆さ金閣寺」の状態は撮りにくいんだけど、この日はわりときれいに撮れました。
でもやっぱり、晴れの日の青空に映える金閣寺がいいな。
建築物としての金閣寺について。
一層目は寝殿造り、二層目は武家造り(書院造り)、三層目は禅宗仏殿造りと、それぞれ建築様式が異なっている建物です。
寝殿造りは平安貴族の屋敷の様式「武家造り」で平安貴族文化を否定した実用的な建築様式、そして禅宗仏殿造り。
室町時代という貴族の世から武家の世に移り変わっていく様がそのままこの建物に表現されているようです。
そして屋根の上には鳳凰がいます。
金閣寺を遠目から見た後は、庭園を散歩。
写真右奥の白い石が積み重なっているのは西園寺家の守り神といわれる「白蛇の塚」。
調べてみたら、西園寺家というのはもともとこの山荘を建てた人物らしい。
それを足利義満が譲り受けたそうです。
よくわからないんだけど、ここらへん一帯を「安民沢(あんみんたく)」と呼ぶらしい。
白蛇の塚が建っている湖は、金閣寺が建つ前からあった自然の池だそうです。
足利義満公御茶ノ水「銀河水」だそうです。
きれいな湧水。これで御茶をたてたのでしょうか。
夕佳亭は「せっかてい」と読みます。
金森宗和という茶人が後水尾法皇が来られるときのために設営した茶室。
数寄屋造りで、ここから見る夕焼けの金閣寺が良いということで「夕佳亭」と名付けられたそうです。
「萩の違い棚」(写真右側だったっけかな?)と「南天の床柱」が有名。
床の間の横の「うにょうにょ」っとした南天の柱は、趣深い。
足利義満が愛した松から造ったという船形の松。
これはいつ来ても、いつ見ても整えられていて、きれいだなぁと思うのです。
見どころたくさんの金閣寺もこれで終了。
出口付近ではお土産が売っていました。
京都名物やつはしの「夕子」。つい、買っちゃうんだよな。
●鹿苑寺 金閣
住所:北区金閣寺町1
Tel:075-461-0013
見学時間:9:00~17:00 年中無休
アクセス:市バス「金閣寺前」バス停下車
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