白神山地と弘前・青森の旅(13) 3日目 黒石名物「つゆやきそば」を食べに行く

黒石城下町編の続きです。

ちょっとお昼には早かったのだけど、黒石名物「つゆやきそば」を食べに行くことに。
こみせ通りには新旧取り混ぜていろんな素敵な建物があので、建物を眺めながらお店へ向かいます。

 

3日目 黒石へ
こみせ通り 薬局

鳴海家住宅の向かいにあるマルチ薬局。これまたレトロでかわいらしい建物
こういったレトロモダンな建物、好きなんだよな。

 

3日目 黒石へ
すずのや

つゆ焼きそば専門店「すずのや」さん。
黒石駅から小見せ通りまでは、つゆ焼きそばを出すお店がたくさんあります。
黒石駅のすぐそばに「やきそばのまち案内所」があるので、そこでお店を探してみるのも良いかも。

「すずのや」のつゆやきそばは、黒石のつゆやきそば復興のきっかけとなった「元祖 美満寿」の味を思い出して作られているとのこと。
この地域の郷土食になっているみたいだけど、「名店の味」をぜひ食べたかったので、この日のお昼はここで決まり!
この日はワタシ達の前にお持ち帰りのお客さんが数人いて、ワタシ達の後にもまた持ち帰り客が。
人気のお店であることがわかります。

 

3日目 黒石へ
すずのや つゆやきそば

これがつゆ焼きそばだ!!!
オーダーしたのは「化けやきそば」¥600ナリ。
焼きそばとつゆ焼きそばの両方が楽しめるとのこと。
まずはつゆをかけずにいただきます。
見かけは平たい面の焼きそば。味はソースというより、ウスターソースかな。
ワタシはソース派だけど、ウスターソースでも旨いな。
こちらのお店ではフライパンを使うのね。調理している様子も家庭の味」って感じです。

 

3日目 黒石へ
すずのや つゆやきそば

危険!危険! あまりのうまさに全部食べてしまうところだった!

おつゆをかけてみるとこんな感じ。
つゆ焼きそばには、「ラーメンのスープ」を使ったものと「そばつゆ」のものの両方があると聞いていたけど、いただいた味がウスターソースだったので、これにラーメンスープって考えられないな。
運ばれてきたおつゆは、しょうゆベースだったんだけど、「麺つゆ」に近いかな。
あれ?合うぞ? というより、うまい! 揚げ玉とネギも合うぞ。揚げ玉でコクも出るし。これはうまい!

つゆ焼きそばは、お店によって味がそれぞれ違うということだから、他のお店のものも食べてみたいです。
ちなみにこちらのお店、ご主人がひとりでやっているようで、ワタシが行ったときにはアルバイトがついたばかりだったみたいです。
食べログ等では「サービス業としてサービスがなってない」とよく書かれていますが、最初からセルフサービスだと地元の人はわかっているだろうし、味については申し分のないおいしさですよ~。

●黒石やきそば専門店 すずのや

住所:青森県黒石市前町1-3
営業時間:11:00~16:00  火曜定休日

 

3日目 黒石へ
高橋家住宅

つゆ焼きそばで満腹になったおなかをさすりながら、高橋家住宅でお茶をすることに。
家紋の入ったのれん、右には看板。
「名家」な雰囲気が漂ってきます。

 

3日目 黒石へ
高橋家住宅

高橋家は国の重要文化財
宝暦年間(1751年~1763年)に建築され、なんと築270年!
黒石藩御用達の米問屋だったそうで、屋号は「米屋」。
といいつつも味噌や塩、油、薬などの販売、製造もしていたといわれ、なんでも扱う商家だったようです。
現在は14代当主が喫茶店を営業しているということで、あまりの建物の素晴らしさにちょっとビビりながら入ってみることに。

外は暑かったんだけど、中は広い土間のせいか、少し温度が下がって涼しく感じます。
お庭を眺められるところに腰をおろし、お茶することに。

懐かしい味のクリームソーダー。
普段は頼むことはないんだけど、おうちのとオーナーさんの雰囲気から、懐かしいものを頼みたくなってきました。
井戸から汲んだ水でいれたコーヒーも評判だそうな。

古い建物とお庭の雰囲気が良いんです。
ぼーっと日向ぼっこしていたい気分になる。時間が止まるのです。

クチコミサイトなどでは、喫茶店として味がどうとか、サービスがどうとか書かれているけど、こういうところは建物や雰囲気を味わうもの。
善意でオーナーさんは公開してくれている。
それをなんでも評価しようとするって、今の日本人には情緒がなくなったなぁ。と思ってしまうのです。
この雰囲気が好きなワタシとしては、黒石散策の際にはまた訪れたいなと思います。

●高橋家住宅

住所:青森県黒石市中町38-1
営業時間:9:00~17:00
定休日:不定休(11月中旬~4月中旬は予約制)

 

3日目 黒石へ
高橋家住宅

高橋家のアーケードです。
この中町地区の「こみせ」は、江戸時代に考案された木造のアーケードで、このおかげで冬の雪や夏の日照りを避けながら買い物ができます。
「アーケード」というので普通の商店街を想像していたけど、この木造のアーケード、めちゃめちゃ素敵です!

 

3日目 黒石へ
玉垂 中村亀吉酒造

最後にもう1軒。小見せ通りでは外せないお店。
残念ながらこの日はお休みだったのですが、造り酒屋の玉垂さん。
大正二年創業で、NHK大河ドラマ「いのち」の舞台となったそうです。
新酒ができるとお店の軒先に酒林(杉玉)が飾られるそうです。
友人はこちらでも試飲したかった・・・とこぼしてました(笑。

icon_cameraここが写真ポイント!

建物好きにはたまらない!大正時代建築のレトロな建物です。

3日目 黒石へ
第三分団第三消防部屯所

黒石駅に向かう間に探し歩いたこの建物。
真っ赤でサッポロの時計台みたいで。なんと現役の消防署。
ガイドブックで見たこの建物の可愛さにひかれ、絶対行きたいと思っていたのです。

大正13年(1924年)に作られた屯所。
洋風デザインで最上部に望楼をのっけた建物の中には日本の現役車両で一番古い消防自動車が配置されているそうな。
中に入ることはできないから窓ガラス越しから見学しました。

 

3日目 黒石へ
第三分団第三消防部屯所

どことなく、お城っぽい。それは最上部に望楼型の展望台のようなものが載っているから?
この赤い色といい、フォトジェニックだなー。

黒石をあとにし、青森美術館に向かいます。

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