黒石城下町編の続きです。
そろえたように赤い屋根の階層の低い建物が道の両サイドにずらっと並んでいます。
1軒1軒眺めたいくらいです。
こちらは大正2年(1913)年に現在の建物を弘前から移築したもの。
昭和45年ぐらいまで呉服屋だったそうな。確かに、閉まっている戸が開いたら呉服屋の店先みたいです。
現在は一部を美術館として開放していて、古いこけしやねぶた絵、陶器や農具などが展示されているそうです。
お座敷、庭園も見学可能とあったんだけど、ちょっと入りにくくて今回は遠慮しました。
●西谷家(こみせ美術館)
開放時間:8:00~17:00 不定休
「こみせ通り」の由来となった木製アーケードの奥にお庭が見えます。
なんとこの建物まるっと西谷家なのです。
でかい!商家のおうちって大きいのね。
このアーケードは道の両サイドにずーっと続いていて、雨避けや雪避けになるそうです。
雪国ならではの工夫なのですね。
奥には入らなかったけれど、このアーケードの奥に入っていくと広場があるそうです。
きっと後から作られたのだろうけど、まわりの建物からも浮いてないです。
こちらは高橋家住宅。重要文化財になっています。
1751~1763年に建築され、築270年以上もたっている現役の家です。
高橋家は黒石藩御用達の米問屋だったそうです。屋号は「米屋」。
現在はご当主が喫茶店を営んでいて昔の建物やお庭を眺めながらお茶がいただけます。
つゆやきそばをいただいた後に立ち寄りました。
こみせ通りでお土産を買うならここ!
1フロアまるっとお土産が売っていて、店内には「こみせ庵」という食堂もあります。
奥のステージでは津軽三味線の演奏会があるそうです。ここでも「つゆやきそば」を食べることができます。
お土産は本当に多いですよ~。
●こみせ駅営業時間:8:00~18:00
●こみせ庵営業時間:10:30~15:30(L.O.は15:00)
定休日:1月1日
こちらは文化3年(1806年)に創業した「鳴海醸造店 菊乃井」。
現役の造り酒屋さんです。屋号は「稲村屋」。
なんと、建物は創業前からのものだそうです!古い建物好きにはたまらない
さっそくお店に入ってお酒を試飲させていただくことに。
ワタシは残念ながら日本酒は苦手なので、ちょこっと口に含むだけ。
友達はがっつり試飲して好みの日本酒を買っていました。
天井が高くて梁がしっかりしている造り酒屋さん。
お店のご主人さんとおかみさんの計らいで、店内を見せていただくことになりました。
ここは昔の帳場ですかね。
頭上の額縁の「菊乃井」という文字が重く感じられます。時代劇に出てきそう♪
店先から入ると二間ある。昔のの住宅って感じだなぁ。
通りから面した店構えは横に長く、大きなおうちだなぁと感じたけど、なんとさらに中にはお庭もある。
とにかく大きな商家なのです。
「鳴海氏庭園」は個人のおうちの庭とは思えない広さ。
お店の奥に入っていくと、醸造で使われていると思われる大きな樽が。
遠近感がよくわからなくなるほど大きい!
さらに奥に進んでいくと・・・え!?家の中に蔵!?
家が先なのか、蔵が先なのか、どちら先かわからないけど、とにかく家の中に蔵があったのだ!
はしごの上は二階?不思議な作りです。
こういった吹き抜けの作りは醸造に適しているのでしょうか?
昔のかまどかしら?現役のおうちで見ることは珍しいね。
お店のご主人にお礼を言って、お酒を買って外に出てあらためてお店を見てみる。
最初に見たときよりも奥行きがあることに気がつきました。
交差点の角の反対側に建つとさらにわかるんだけど、奥行きもあって大きなお店でした。
素敵な建物だったなぁ。
●菊乃井 鳴海家住宅
住所:青森県黒石市大字中町1-1
※酒造時期(11月~3月末頃)は工場(酒造)の見学は不可。
※酒造りには微生物は厳禁!食べ物のもちこみや食べ歩きはやめましょう!
黒石 つゆやきそば編に続く
白神山地と弘前・青森の旅 INDEX
- (1)1日目 日本100名城 弘前城へ
- (2)1日目 弘前ランチとリゾートしらかみ
- (3)1日目 リゾートしらかみで黄金崎不老不死温泉へ
- (4)1日目 黄金崎不老不死温泉で長寿気分♪
- (5)2日目 ウェスパ椿山から白神山地を眺めよう
- (6)2日目 黒々とした白神山地を眺める
- (7)2日目 深浦グルメでおなかいっぱい♪
- (8)2日目 青池は本当に青かった! 白神山地ハイキング
- (9)2日目 十二湖の湖はそれぞれ違うのです
- (10)2日目 弘前の夜は和食で締める
- (11)3日目 レトロな電車で城下町「黒石」へ
- (12)3日目 黒石 城下町には素敵な建物がいっぱい
- (13)3日目 黒石名物「つゆ焼きそば」を食べに行く
- (14)3日目 青森美術館へ「あおもり犬」に会いに行く
- (15)3日目 大間のマグロを格安で食べるには?