白神山地と弘前・青森の旅(3) 1日目 リゾートしらかみで黄金崎不老不死温泉へ

icon_airplane_mini鉄道マニアでなくても一度は乗りたい「リゾートしらかみ」

弘前の町散策を終えて不老不死温泉へ向かいます。

1日目 リゾートしらかみで黄金崎不老不死温泉へ
リゾートしらかみ ブナ号

14:37分発のリゾートしらかみ4号に乗って海岸線が美しい五能線の旅へ。
リゾートしらかみは、弘前駅~秋田駅間を運行するリゾート列車。
鉄道ファンの「乗り鉄」でなくても憧れる電車♪
全席指定で禁煙。1日3往復(11~3月は減便)しかないので予約は一苦労。
電車の予約は通常は1ヶ月前から受付しているけれど、1ヶ月前を3日過ぎただけで弘前駅発の午前便はソールドアウト。

もともとは、
初日:弘前空港着後にすぐリゾートしらかみで白神山地へ
翌日:不老不死温泉で宿泊した後、午前中のリゾートしらかみで
弘前まで戻ってきて弘前の町を観光

を予定していたんだけど、みんな考えることは同じなようで。
初日に白神山地へ行く列車は弘前駅からも秋田駅出発からも満席。
なので時間帯をずらそうと弘前観光を先にし、午後の列車で不老不死温泉へ向かい、翌日に不老不死温泉から五能線の列車で白神山地へ行くという計画に変更しました。

 

1日目 リゾートしらかみで黄金崎不老不死温泉へ
リゾートしらかみ 車内

窓が大きい!風景を見るために設計されたような電車ですね。
列車内は2シートずつの座席と写真のような向かい合わせの座席があります。
4人に満たないと相席になってしまうので、4人でこのシートを予約するのが理想的だな。

4人用のボックス席も1車両に1つずつありました。ボックスタイプの向かい合わせ席は片側にしか席がないのですが、2人ずつ席は進行方向によって海側と陸側があるので要注意。
売り出し初日にJRの人と相談したほうがよいかもです。
弘前方面からだと、川部駅でスイッチバックがあり、進行方向が変わるので難しい~。
ワタシが乗った時には実施していないようでしたが、列車や時間帯によっては車内で津軽三味線の演奏などのイベントがあるそうです。

 

1日目 リゾートしらかみで黄金崎不老不死温泉へ
リゾートしらかみからの眺め

弘前駅をスタートし、川部駅でスイッチバックすると進行方向の右側に岩木山が。
しばらくは田んぼとリンゴの木の間を走り抜けます。
岩木山と田んぼの色合いがとってもきれいでした。

 

しばらく岩木山とリンゴの木が続きます。岩木山をさえぎるものがまったくなくて、景色に見とれてしまう。

立佞武多(たちねぷた)で有名な五所川原駅を通過し、しばらくすると平野ではなく海岸線沿いを走ります。
弘前のねぷたは横長ででーんと居座ってるけど、五所川原の立佞武多は縦に長いのが特徴。
横長のねぷたとはまた違った迫力があります。

なお、観光名所として有名な「千畳敷」に行く間には、ブサカワ犬で有名な「わさお」がいる鯵ヶ沢も経由します。
わさおがいるのは鯵ヶ沢駅から車で10分くらいのところです。わさおにも会いたかったなぁ。
今回、白神山地の散策は「青池を見に行くこと」がメインだったのだけど、手軽にハイキングが楽しめる「ミニ白神」というコースがあって、それは鯵ヶ沢駅から行くことになります。

icon_cameraここが写真ポイント!

1日目 リゾートしらかみで黄金崎不老不死温泉へ
千畳敷

奇岩で有名な千畳敷を通過。
最寄の千畳敷駅は、リゾートしらかみの全部が止まるわけではないので要注意です。
リゾートしらかみ3号のみが約15分、停車してくれるそうです。(2011年現在)
今回は千畳敷は通過するのみ。
でも、絶景ポイントは速度を落として運転してくれるので、カメラ片手にゆっくり眺めることができました。

そもそもの千畳敷の名の由来は、江戸時代、この付近は津軽藩の避暑地で津軽のお殿様が「千畳の畳を敷かせて大宴会を開いた」ことからきているそうです。

 

1日目 リゾートしらかみで黄金崎不老不死温泉へ
千畳敷

約200年前の大地震で海底が隆起してできた岩畳が約12kmも続いています。
長い年月の浸食によって形作られた奇岩は圧巻。
時間帯が早かったこと、曇りだったこともあってタイミングは合わなかったけど、夕焼けが有名なので、夕焼けを見てみたい。

 

1日目 リゾートしらかみで黄金崎不老不死温泉へ
リゾートしらかみからの眺め

だだっ広い岩畳だけではなく、ごつごつした巨岩も。
かぶと岩ライオン岩と名づけられた奇岩があります。
車内放送をしてくれて、見所があるところではスピードを落として運転をしてくれます。
でも、車内からではライオン岩もかぶと岩もよくわかりませんでした。

千畳敷は青森出身の作家の太宰治が小説「津軽」の取材で訪れたというそうな。
太宰治の文学碑があるそうです。千畳敷は太宰治だけでなく、大町桂月の文学碑もあります。

 

海岸線のかなり近いところも走ったりする。
台風のときや大嵐のときは無事に列車が走るのであろうか?と心配してしまうほど。

それにしても、窓からの風景がどんどん変わっていくので飽きないなぁ。
初めて見る日本海。イメージでは「ザッパーン」と波が押し寄せているのを想像していたけど、とても穏やかな海でした。

icon_cameraここが写真ポイント!

1日目 リゾートしらかみで黄金崎不老不死温泉へ
リゾートしらかみからの眺め

お。風景が変わったぞ。赤茶けた岩が見えてきました。
もうひとつの絶景スポットへ到着。
名前は忘れてしまったんだけど、五能線やリゾートしらかみがCMやスチール撮影で使われる場合によく選ばれる場所です。
吉永さゆりさんの「大人の休日」の撮影でも使わていますね。

 

この赤茶けた石と晴れた青空、きれいにカラーリングされたリゾートしらかみが一枚の写真におさまった写真ってとてもきれいなのです。
車内から見るのもよいけど、そんな写真を撮影してみたい!

列車の窓が反射しているところからわかりますが、望遠ではないです。
海岸線からものすごく近いところを走っているのです。青空で見たかったなぁ。

 

黄金崎不老不死温泉編に続く

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