青池をあとにし、コースに沿って歩くと「ブナ自然林」の看板が。
白神山地のブナの木は雨水を含むことができるるそうです。
落ち葉が栄養たっぷりの腐葉土となり、養分をたくわえたまま川から日本海へと流れます。
それが山だと湧水としておいしい水を提供し、川となって海に流れ出るときれいな水に魚や魚の餌となる生物が集まり、良質の漁場となるそうです。
だから周辺でとれる魚はとっても美味しいそうな。
天然の良質な餌でおいしい魚が育っていくのね~。
ここからは道が舗装されておらず、ちょっとアップダウンがある道へ。
スニーカーでないと厳しい道です。
雨足が強くなってきたのだけれど、あまり雨が気にならない。
防水のウィンドブレーカーのおかげもあるけれど、生い茂った木々が傘の役割をしてくれるんだと気がつきました。
木々が雨から守ってくれているのね。
心なしか、空気もおいしい気がする♪
アップダウンを繰り返し、周りの食べられる野草に目を奪われながら歩いていると、遠くにまた池が見えてきました。
ここが写真ポイント!
沸壺の池に到着。
面積は575㎡、深度は3.1m。あまり深くないのね。
青池に隠れて知名度はイマイチだけど、これも見るべし!
透き通って見えるビリジアン・グリーンの色がとてもきれい。
十二湖の中では特に透明度が高いそうです。
沸壺の池は白神山地を源流とした澄んだ水が湧きだしていて、この水は青森県の名水にも認定されています。
「平成の名水百選」のお選ばれた「沸壺池の清水」の源泉となっています。
早朝には水面に霧が立ち込めて幻想的な雰囲気になるそうです。
沸壺の池から十二湖庵に降りてきました。
十二湖庵には「沸壺の池の清水」が湧き出ているところがあって、自由に水が汲めるようになっています。
「平成の名水百選」に選ばれた沸壺池の水を味わいたい方、ぜひどうぞ。
十二湖庵では沸壺の池の水を使ったお抹茶がいただけます。
お志程度、カンパしてあげてくださいね。
十二湖庵の道路を挟んだ向かい側にある大きな池。
面積は47,450㎡、深度は20.3m。
雨が降ってきたので屋根のある十二湖庵で休憩していたけれど、晴れていたらこの池の前のベンチでぼーっとしていたいな。
沸壺の池から十二湖庵まで、この道を下ってきました。
左に少し歩いて行くと森の物産館キョロロに着きます。
ハイキングコースはある程度整備されているので、山の中といっても歩きやすかったです。
ひと休みしたあと、バス停のある森の物産館キョロロまでまた歩き始めると「がま池」を発見。
十二湖周辺の池では一番小さいんじゃないかな。
面積は200㎡。気がつかない人もいるかも。
約1時間10分のお散歩終了。
バスが来るまでの間、お土産を探しにキョロロの中に入ってみる。
写真は休憩スペース。休憩できるところがあるのは嬉しい。
写真のパネルには十二湖のできた経緯などが解説されていました。
どうやら300年前の大地震によって池ができたそうです。
白神山地の十二湖コースは簡単に散策ができてお気軽ハイキングコースでした。
湖の深さや色、透明度は全部違っていて、ひとつひとつを比べて歩くのも楽しい♪
今度はお天気の日にもう一度来たいな。
弘前編へ続く
白神山地と弘前・青森の旅行記 INDEX
- (1)1日目 日本100名城 弘前城へ
- (2)1日目 弘前ランチとリゾートしらかみ
- (3)1日目 リゾートしらかみで黄金崎不老不死温泉へ
- (4)1日目 黄金崎不老不死温泉で長寿気分♪
- (5)2日目 ウェスパ椿山から白神山地を眺めよう
- (6)2日目 黒々とした白神山地を眺める
- (7)2日目 深浦グルメでおなかいっぱい♪
- (8)2日目 青池は本当に青かった! 白神山地ハイキング
- (9)2日目 十二湖の湖はそれぞれ違うのです
- (10)2日目 弘前の夜は和食で締める
- (11)3日目 レトロな電車で城下町「黒石」へ
- (12)3日目 黒石 城下町には素敵な建物がいっぱい
- (13)3日目 黒石名物「つゆ焼きそば」を食べに行く
- (14)3日目 青森美術館へ「あおもり犬」に会いに行く
- (15)3日目 大間のマグロを格安で食べるには?