玉造温泉からJRで10分。松江駅に到着~。
玉造温泉から松江って近いのね。
まずは腹ごしらえなのだ!

荷物を松江駅のロッカーに預け、観光案内所のお姉さんに目的地までの行き方を確認。
ついでに聞いた出雲蕎麦の有名店「一色庵」へ。

写真は「やまかけそば」。冷たいほうを選びました。
「こし」がしっかりしていて、おいしかった~。
どんぶり(?)は小さめだったんだけど、けっこうなボリュームがありました。
駅近だし、駅を拠点にまわる場合にはおススメなお店です。
●一色庵
住所:島根県松江市朝日町484-4
TEL:0852-27-5865
やまかけそば ¥730。
松江駅高架下の 「こだわり市場内」を目指すとわかりやすいです。

本日のメインイベント。八重垣神社です!
須佐之男命(スサノオノミコト)が八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治した後、櫛稲田姫(クシナダヒメ)と結婚をし、新居を構えたと伝えられている神社。
八重垣神社は、「日本最古の結婚式を挙げた」場所なのです。
「鏡の池の恋占い」が有名で、昨今のパワースポットブームで大人気のスポットとなっています。
JR松江駅→八重垣神社 一畑バスで20分 ¥250

八重垣神社の前にある「夫婦椿」。
2本の木が地上で1本になっていて「愛の象徴」になっています。
出雲で会ったタクシーの運転手さんいわく、この椿は化粧品メーカーの「資生堂」のシンボルの椿のモデルだそうな。

まずは本殿で参拝。
八重垣神社は出雲大社と比べると知名度は低いけれど、出雲大社の大国主命の親神様であるスサノオノミコオト、クシナダヒメを祀る神社ということで、「縁結びの大神」なんだそうです。
参拝したら社務所へ。
鏡の池の恋占いのために、100円をお納めして恋占い用の薄紙をGet!
薄紙に書かれていることを読まないように、我慢、我慢・・・。
本殿からちょっと離れた鏡池に向かいます。

出雲のタクシーの運転手さんいわく、本来は「恋占い」ではなく、「願かけの儀式」なのだそうです。
なるほど。たぶん、占いの部分は後付けなんだろうな。
以下はそのタクシーの運転手さんに教えてもらった恋占いの方法です。
・社務所で100円をおさめて薄紙をもらう時は必ず上からとること。
それが神様からのお言葉ということ。
・薄紙は書かれている事柄が透かして見えるんだけど、池に浮かべるまでは見てはいけません。
・薄紙の上にコインを載せるときは、コインは財布の中に手を入れて、見ないで選ぶこと。
このときに10円か100円以外をとった場合にはもう一度トライする。
・薄紙の上にコインを乗せたら願い事を心の中で唱えること。
・薄紙が沈む時には、コインを中心に、紙が手を合わせるように沈んでいきます。
その時には一緒に手を合わせ、「よろしくお願いします」と心の中で唱えること。

鏡池周辺は「奥の院 佐久佐女の森(さくさめのもり)」と呼ばれ、クシナダヒメが大杉を中心に八重にわたる垣を築き、八岐大蛇から身を隠したと言われている森です。
クシナダヒメは毎朝、鏡池で身支度をしたという言い伝えがあります。
けっこう奥の森の茂ったところへ向かっていきます。
不謹慎ですが・・・蚊が多い・・・かゆい・・・。
でも神社で殺生はしてはいけないと思い、手で払うのみ。我慢・・・。

薄紙を浮かべてコインを乗せる。
出てきた御言葉は「努力すれば幸福をつかむ 南と西 吉」。
南と西って、島根から見てなのかな?それとも普段住んでいるところ???
さてさて結果は。
・15分以内に沈むと願いが叶い、早いほど願いは早く叶う
・近くで沈むと運命の相手は近くに。遠くで沈んだら遠くにいる
と、ここでの「恋占い」では言われています。
なんと、浮かべて3分経たずにすーっと沈んでいきました!
沈む時にはもちろん、教えてもらった通りに「よろしくお願いします」と心の中で唱えました。
しかも、足元に浮かべたのに、さらにバックスピンがかかるように近づいてきて、池の端につっかえるくらいのところで沈んでいきました。
えぇ!?運命の人は身近いいるってことか!?
しかも、超足元で沈んだということは・・・・もしや、ココ(島根)にいるとか!?(爆。
き・・・きっと、御礼参りにまた来ます!と心に誓いました♪

ワタシも友人もわりとすぐに沈みましたが、必ずしもすぐ沈むわけではなく、25分くらいかかる場合もあれば、沈み方も様々だそうです。
・近くで沈まず、遠くのほうに流れて行って沈んだ
→運命の人は遠くにいますよ。という御言葉
・近くでは木々にひっかかって沈まず、遠くに行ったらすーっと沈むなど
→近くの人は障害アリ。遠くに運命の人がいますよという御言葉
・時には神様のお使いであるイモリが沈むのを助けてくれる場合も
→人の助けを借りて吉。という御言葉?
ネットで見ていてすごいな、と思ったのは
「紙が浮いたまま、コインが突き抜けてコインだけ沈んだ」
ネタとしては面白いけど、どんな神様からの御言葉なんでしょう!?

鏡池は人がいっぱい。たまたま人がいないタイミングに撮影。
鏡池は今も湧水が出ているということで、とてもきれいな池です。
鏡代わりにクシナダヒメが身支度を整えていたという伝承が残るだけあって、自分の姿が本当に写りそう。

八重垣神社のもうひとつの見どころがココにあります。
なんと、「日本最古の神社の壁画」が今も残っているのです。
国指定の重要文化財
をぜひとも見ねば!
ということで¥200を社務所に納めて入ってみる。
もともとは八重垣神社本殿の外壁に描かれていた壁画で、スサノオノミコトとクシナダヒメ、アマテラスオオミカミ、クシナダヒメの両親が描かれているのですが、絵が判別できるのはごく一部。
平安時代に絵が描かれたと言われていて(実際は室町時代らしい)、衣装や装束の部分はすっかり朽ち落ちていますが、それでもスサノオノミコト、クシナダヒメの顔部分は、しっかりと残っています!
こういった壁画って人間の顔の部分には念が込められて絵が描かれるため、残りやすいといいます。
この壁画はまさにそう。
そういえば、なんで神代の昔の話なのに、平安時代の装束を着ているんだろう?と不思議だったんだけど、平安時代に改めて「ここをスサノオノミコトとクシナダヒメの結婚した場所にしよう」ということになったそうで、きっとその時に描かれたのでしょうね。
今回の訪問では境内が工事中だったので歩きまわらなかったのですが、あまりあちこち見て歩かないほうがよいかも・・・。
特に子どもと乙女&淑女の皆さまは。
トイレを借りようと歩き回った際に、とあるものを見つけてしまいました。
いやぁ、カンボジアにも「そういう象徴」がババーンと立ち並んでいてびっくりしたけど、ここは想像を超えます・・・。

こちらが八重垣神社の御守。
壁画にあるスサノオノミコトとクシナダヒメの顔を入れたという、渋い御守もあったけど、スタンダードなものを選んでみました。
ご縁がありますように・・・♪
八重垣神社→JR松江駅 一畑バスで20分 ¥250。
●八重垣神社
住所:松江市佐草町227
0852-21-1148
拝観時間:境内自由、宝物館は9:00~17:00 無休
一畑バス 八重垣神社バス停からすぐ
<松江編に続く>
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