出雲&玉造温泉の旅(8) 出雲の歴史にふれる。勾玉を作ってみよう!

2日目の次のイベントは「いずもまがたまの里 伝承館」へ。
出雲の勾玉についてお勉強するのだ!

玉造温泉
いずもまがたまの里 伝承館

2日目の次のイベントは「いずもまがたまの里 伝承館」へ。
「玉造湯温泉のホテルから伝承館」、「伝承館からJR玉造温泉駅」は無料で送迎してくれるのです。
これはありがたい~。
10時にホテルに迎えに来てもらいました。

 

いずもまがたまの里 伝承館
因幡の白兎がお出迎え

勾玉を持った因幡の白兎がお出迎え。
古代からの出雲式勾玉作りで有名な玉造温泉ですが、出雲型勾玉を作っているのは現在ではここだけだそうです。
館内では勾玉を作っている工房の様子を見学することができます。

しかし今回の目的は「勾玉作り体験」!
自分でも勾玉の加工ができるということで楽しみにしていました。
出雲の人から聞いたのですが、ここで自分で勾玉を作って→出雲大社で願掛けをするとよいとのこと。
・・・順番間違った・・・

ここでは勾玉作り体験だけでなく、石やパーツを選んだ「アクセサリー作り」もできます。
パワーストーン好きな人にはとってもおススメ。

 

いずもまがたまの里 伝承館
日本一の出雲型勾玉

入口からすぐのところにある日本一の出雲型勾玉。
とにかくでかい!重さは75kg! 触ってみるとツルツル。

この近くに「メノウ」の原石が置いてあったのですが、ここまでツルツルにして光沢を出すまで、大変だろうなぁ。
出雲型勾玉は「いかに丸みを帯びた形状に削り→磨くか」が重要なんだそうです。

勾玉は古来より「魔よけ」「幸福を呼ぶ石」として崇められていました。
神々が降臨したときに天照大神から授けられた三種の神器(鏡:神鏡、玉:勾玉、剣:草薙の剣)のうちのひとつ。
天皇の即位の時にはこの三点セットが必要とされていました。
考えてみれば皇室って遡れば天照大神の末裔、ってことになるんですよね。

出雲型勾玉は古代から朝廷に献上され、現在でも皇室や出雲大社に奉納されているそうです。

 

いずもまがたまの里 伝承館
伝承館 勾玉作り体験

写真の左にある教室で「しじみ」で有名な宍道湖を眺めながらの勾玉作り体験。
この日は曇りだったんだけど、お天気だったら眺めが良いんだろうな。

それにしても、図画工作評価「2」のワタシが果たして最後まで仕上げることができるのであろうか・・・。

 

いずもまがたまの里 伝承館
勾玉作り体験

体験教室のはじまり~。
さすがに勾玉の材料となる「瑪瑙(メノウ)」は機械でないと削れないので、体験では別の石を使います。
ダイヤモンドの硬度が「10」とすると、だいたい「2」ぐらいにあたる「滑石(ロウ石のこと)」で作ります。

ロウセキ。覚えがある人もいるのでは?
子どもの頃、コンクリートの道路や塀に落書きしたあの白い石です。懐かしい~!
ロウセキも真っ白なタイプと、薄い黒い模様の入ったタイプとあって選ぶことができます。
ワタシは白いほうを選んだけど、模様入りは、削るとはっきりでてくるそうです。

削られている状態は1から4まであって、5が完成。
ゆっくりできる人は「1」から。時間がない人は「4」からと選ぶことができます。
次の電車の時間が決まっていたので、「4」から始めることに
それでもだいたい45分コースです。

手順はこんな感じ。

1.紙やすりで角を削り、丸みをだしていきます。

2.丸くなってきたら、水につけ、傷を見つける。
水につけないと傷は見つけられないのです。
傷があればまた紙やすりで表面を削って滑らかにしていきます。

3.水気を拭き取り、練りワックスを塗りこむ。
タオルで磨いてつやを出す。

1と2を繰り返し、最後に3でワックスを練りこむのです。

教えてくれるおじいちゃん先生(スタッフの方。あえてここでは「師匠」と呼ぼう。)が、「ここがまだ角が残ってるよ」とか「傷があるよ」と教えてくれます。

ワタシ、早くも1.のステップで「図画工作 評価2」が出てきました・・・。
早い話が、飽きはじめたわけで(笑。

だって、全然思う通りにいかないんだもん。

師匠に見せたら「雑だねぇ~。O型?」と言われました
爆笑。友人もO型なのに。
でも友人はWebディレクターで、こういう「制作」がもともと好きみたい。

師匠が細かく紙やすりがかけてくれました。
でっでも、2.からは先が見えてきたので、ちゃんとやったよ!
「うまいよ。いいんじゃない?」と、ほめられました♪

いずもまがたまの里 伝承館
勾玉作り体験 つや出し前

これは「2.」のときの状態。「つや出し」の前です。
ロウセキはとっても柔らかい石なので、爪でひっかいただけでも傷ができちゃう
傷を消すのもけっこう大変。

丸くなって傷も消えたら、ここからはワックスを練りこみ、タオルで磨いて「つや」を出していきます。

ところで、勾玉にはなぜ「穴が」開いているのか?
それは紐を通して装飾品にするだけではなく、「自分と祖先のつながりをあらわす」ということなのだそうです。

伝承館には「勾玉づくり体験」以外にもパワーストーンを使ったネックレスやピアス、指輪が売っていて、ワタシが行った時は、「体験」をした人は10%引きでお買い物ができました♪

 

いずもまがたまの里 伝承館
勾玉、完成!

これが完成品。上の写真と違って、つやがでているのがわかります。

伝承館では、いろんなパワーストーンのアクセサリーが売っていて、珍しい石もたくさんありました。
伝承館と系列の「たまゆら」というアクセサリー屋さんは、生年月日からラッキーカラーを診断してくれます。
伝承館でみてもらったワタシのラッキーカラーは「緑」と「無色(水晶)」だそうです。今度、参考にしようっと♪

Yahoo!ショッピングでこんなセットが売っていました。「勾玉を作ってみよう(滑石)」。
自由研究とかにもよいかも。

●いずもまがたまの里 伝承館
住所:島根県松江市玉湯町湯町1755-1
TEL:0852-62-2288
営業時間:8:00~17:30 年中無休

勾玉つくり体験 ¥800(材料費込み) 紐などオプションは別
紐は¥200なので、1回あたり¥1,000くらい。
オプションの玉などは、1個¥50くらいからありました。

 

JR玉造温泉駅
玉造温泉駅から次の場所へ

玉造温泉を後にし、次の縁結びスポットに向かうべく、松江へ。
玉造温泉駅はのどかだぁ~。

JR玉造温泉→JR松江 ¥100 約10分

<松江編に続く>

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