10/1~2日にかけて参加したモニターツアーの続きです。
日立駅で現代アート作品を鑑賞する
今回の旅の目的は絶景とともに茨城県内にある現代芸術作品にふれること。
茨城県では今年、初めて「茨城県北芸術祭」を開催しています。
11/20(日)まで日立市、高萩市、北茨木市、常陸太田市、常陸大宮市、大子町の6か所で茨城県出身の芸術家を中心に作品を展示しています。
日立駅にも芸術作品が展示されているということで、日立駅に向かう。

写真の右側が芸術祭が行われている展示施設への入場パスポート。
左はガイドブックです。作品の解説だけでなく、お土産の情報や食事処の紹介もついている「県北芸術祭」をまわるには必須な本なのです。
さてさて。駅に芸術作品???
- アートな駅
- 一見、普通の駅な日立駅
到着すると、普通の駅のはずなのになんか雰囲気が異なる。
窓ガラスがカラフルだぞ!?
駅のコンコースがすでに芸術作品でした。

これが駅か!?素敵なベンチ。
有名な作家さんの作品だそうです。
羽田空港のパウダールームにもあったぞ。このベンチ。
日立駅は海沿いに立っていて、コンコースから海が見えるのです。

駅のコンコースはすごいことになっています。
建築家の妹島和世氏がデザイン監修したガラスの日立駅の壁が虹色になっています。
この日の天気はあいにく、雨と曇りを行き来していましたが、光の加減によって、このレインボー具合も変わるそうです。もちろんこれも芸術作品。
日立駅の目玉は、茨城県在住の村上史明氏の作品、「風景幻灯機」。

大きな電球のようなものの中を覗き込むと、窓の外の海を背景にして、常陸の国風土記をモチーフにした映像が流れます。
これ、青空に青い海が背景だったらもっと華やかに感じられたのかもな。
でも、曇り空と薄暗い海は、それはそれで「昔話」であったり、「風土記」を思わせて、味わいがありました。
現代アートって私にはよくわからなくて苦手だったんだけど、こういう体験型の作品は子供から大人まで楽しめる。こういうアプローチの仕方もあるんだなぁ。と知り、ちょっとした発見をした気分。
- SEA BiRDSカフェ
- カラフルなコンコース
駅中にあるSEA BiRDSカフェ。駅に面して立っていてガラス張りなので目の前は海~!!!
これは天気の日には、ここに来るだけに日立駅に来たい!と思わせる素敵なカフェでした。
と、駅内を撮影していて思った。
カラーフィルムを張った先に見える建物がプラモデルやミニチュアのように見える、ちょうどいい感じのボケ具合なのだ。

数十年前のフィルム映画に映った建物みたい
曇りの日独特の少ない光源が古ぼけたフィルム映画みたい。これは面白い!!!

たぶん、晴れの日だともっと光が当たりすぎて「フィルム映画のような建物」には見えなかったと思う。曇りだからこそおもしろいゆがみ具合だよ。きっと。
11/20の開催期間終了後にはきっと元の状態に戻ってしまうと思うので、見に行くなら今だ!!!
まるでトトロの世界!?不思議なバス
次に心を奪われたのは、駅のコンコースの先にある日立シビックセンター前にあった作品。
フィンランド・ドイツ在住のテア・マキパーという方の作品。

まるで「となりのトトロ」にでも出てきそうなバス。
「バイオトープ(生物生息空間)」シリーズの最新の作品だそうです。


草花で飾り付けられたのはバスの周りだけでなく、バスの中も!

まるで「昔からそうだったのよ。」といわんばかりの自然で飾られています。
文明が発達する社会の中で、自然と共存する環境を示しているそうです。
「ノアの箱舟」というほど大規模な理想郷ではないけれど、作者が「ノアのバス」と名付けたというのもどこか納得です。

後部座席にはウサギさんが。
写真が反射してしまい、うまく写せなかったけれど、、モルモットや亀、鳥もいました。
動物たちが田舎の自然の中で暮らしているような作品。ほんわかとした気分になりました。
現代アートって、絵とか彫刻や静物で表現するものかと思っていたけど、こういう表現方法もあるのね。面白い。

時間がなくて立ち寄れなかったけれど、駅から歩いてすぐの日立シビックセンターでも現代アート作品を展示中です。プラネタリウムで開催されている作品、見てみたいな。
そして晴れていたら絶景だったであろう、日立駅から眺めた海。

「うのしまヴィラ」でのランチ編に続く
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茨城県北芸術祭 公式ガイドブック
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