唐津を出て約40分。海沿いの道を走って呼子を目指します。
カーナビでは内陸の道が最短といわれるけれど、あえて海沿いを走ってみた。
けっこう曲がりくねっているので酔いやすい人は要注意です。
呼子大橋というものすごくでかい橋を渡り、唐津城から約40分で加部島にあるイカ活け造りのお店「歳香亭」に到着。
ここには以前に行った「海宝」というイカ活け造りのおいしいお店があったんだけど、残念ながら閉店してしまい、その跡地に別のお店が入りました。
見よ!海にせり出しているのである!海を眺めながらイカが食べられるのよ~。
呼子の名産であるイカを食べさせてくれるお店はたくさんあるんだけど、最近、メディアに取り上げられるようになって、有名になりすぎて評判がイマイチに なっているお店もあったりする。
今回は、イチかバチか、2011年にオープンしたばっかりのこちらのお店を選びました。
イカの活け造りはだいたいどこのお店も定食で¥2,625円なんだけど、こちらのお店はちょっとお高め。
和の鉄人である道場六三郎さんにゆかりのあるお店らしく、イカの切り方からサイドメニューにいたるまで、ちょっとおしゃれなのをホームページで見て、女子旅にはちょうどよいかな。ということで選んでみました。
「いか活造りコース」¥2,800。
前菜も変わったイカ料理の珍味が出て、これは見たことないわ。
お吸い物も、一口いただいた瞬間「あ、この味好きだわぁ~」とつぶやいたくらい、おいしかったです。
ひとこと、申させていただければ、この写真の珍味3品。何だったのか教えてもらいたかったなぁ。
見よ!このイカのキラキラ感♪
新鮮な証拠で、足もパッタンパッタンしてます。
このカットの仕方は他のお店と違い、細工切りをしているそうです。
コースを頼む時にお店のスタッフに「ヤリイカと水イカのどちらにしますか?」と聞かれたけど、どっちがどっちだかわからない。
お店の人に聞いたら「ヤリイカは透明で、水イカは白っぽくて甘みが強い。この時期(1月)に旬なのは水イカです」と親切に教えてくれました。
旬な水イカも食べてみたかったけど、写真の映りがよいだろうヤリイカにしてもらいました。
3人前でも、グラム換算して出すそうで、この時は大きめのイカだったのか、2はいがやってきました。
足の部分のゲソは後に天ぷらにしてもらうので、頭の部分の刺身を食べる。
ほんのり甘~くておいしい!弾力があってコリコリしてる!
以前に食べた呼子のイカは、もっと甘みがあって柔らかかった気がしたんだけど、種類が違ったのかな?
とにもかくにも、初めて呼子のイカを食べた友人。
「今まで食べたイカの刺身の中で一番おいしい」と大絶賛でした♪
イカを食べながらもどんどん料理が運ばれてくる。
右は呼子名物の「いかしゅうまい」。
左は「いかニラ饅頭」。
いかしゅうまいは、外も中もふわっふわ。
イカの甘さが伝わってくる。
いかニラ饅頭は、このお店のオリジナルメニューのようです。イカとニラって合うのね。
イカの細切れにしたのがたくさん入ってて、これまたうまい!
いかしゅうまいを2つにして、いかニラ饅頭を2つでもいいな。あ、でも、それだとおなかいっぱいになっちゃうか。
いかニラ饅頭、名物になりそうな予感。
こちらは茶碗蒸し?と思ったら、お豆腐料理でした。
あんかけが上にのっていて、上品なお味。
これは他のお店のイカ活造りコースにはないメニューだわ。
ゲソがやってきた!天ぷらになってやってきた!
これまたけっこうなボリューム。
ご飯と赤だしのお味噌汁もやってきて、もうおなかいっぱいと言いたいところだけど、これを食べなきゃ佐賀県まで来た意味がない!
イカの天ぷらは、以前に食べたお店ではもっとサクサクでスナック感覚だったようだけど、イカの種類が違ったのかな。
でも、もちろん歳香亭の天ぷらもおいしいのですよ。
ここまで来るとあとは気力の問題。「とにかく食べるだけ食べてやる!」と執念で食べました!
ちょっと残しちゃったけど。あぁ。悔やまれる。
そして最後にデザートもやってきた!夏蜜柑がたっぷり入ったゼリーです。
天ぷらを食べたあとだから、アイスクリームとかでなく、このすーっとしたゼリーはおなかが喜んでる感じ。
こういうところのデザートって「水菓子」とはいえ、カットフルーツで終わるところが多いけど、ワタシ、そういうのは許せないんですわ。
いくら良い果物であったとしても、ちゃんと手をかけたデザートを出して、もてなしてほしいなぁ。と思ってしまうのです。
せめて呼子の特産物である「甘夏ジュレ」くらい出してよ。と思うくらい。
それに比べてこちらは合格!
「もう動けない」というくらいがっつりイカを堪能しました♪
歳香亭は他の定食屋さんと違って盛り付けや食器も素敵。
女子旅やドライブデートにおすすめです。
これでなぁ。ちょっとイカの分量を少なめにして、¥2,600ぐらいで「レディースランチ」で出してくれたらいいなぁ。
そしたら「完食」の満足感も味わえるしね。
●歳香亭
住所:佐賀県唐津市呼子町加部島3668-6 地先
Tel:0955-82-1818
そしてこの旅の最後に訪れたのは、歳香亭から車で10分。
呼子名産の甘夏を使ったゼリーを作っている「甘夏かあちゃん」です。
少し内陸に入っているのでわかりにくいんだけど、カーナビが案内してくれました。
最近はメディアで紹介されて有名になってきたようですが、工場が併設されていて、試食ができたり、ゼリーの手作り体験もでできるのです。
以前、「海宝」というお店がまだあった時にイカ料理コースを食べた時に最後にデザートとして「甘夏ジュレ」が出されていたのですが、たぶんこちらのものだと思う。
その時に案内してくれた友人が「これも食べてもらいたかった」と言うほどお気に入りだったゼリー。
商品名は「呼子夢甘夏ゼリー」という素敵な名前の水菓子です。
店頭では夢甘夏アイスが売っていました。
ぜひとも食べたかったんだけど、この日は寒くて断念。
お店に入っていったらスタッフの方がいたのですが、普段は工場のほうで作業をしているので、呼び鈴で呼び出す。
何も言わずとも試食用の甘夏ゼリーを持ってきてくれました!
スプーンに隠れちゃってるけど、甘夏クッキーも添えて、ぷるんぷるんと音がしそうな甘夏ゼリーがやってきた!
皮はほんものの甘夏の皮です。
味は、とても素朴な甘さと苦さ。奇をてらってない味。
ただ甘いだけじゃなくて、果実の苦味を感じられるのが良い!
こういうほんのりとした甘さ、好きなんだよなぁ。
ゼリーは賞味期限が1週間。
ちょうど翌週に友人の家を訪ねることになっていたので、Mサイズ4つのセットと甘夏クッキーを買って帰りました。
写真がMサイズ。かなり大きめです。
お土産で持って行ったらとても好評でした。
カットすると、ふわっと甘夏の皮の香りがするのだよ。
●甘夏かあちゃん
住所:佐賀県唐津市呼子町加部島3748
Tel:0955-82-2920
1泊2日の福岡・佐賀のうまいものツアーはこれにて終了。
次はどっぷり佐賀メインで行きたいな。
<終わり>