「たじまわる」モニターツアー。朝早くから出発しておなかがすいてきた頃に到着したのは出石の城下町!
出石もこれまた関西圏外からは行きにく場所。大阪や京都にいったん出ないといけないので、まだ行ったことが無かったんです。
江戸時代には出石藩が置かれ、城下町の名残が残っている出石は、古くは「古事記」「日本書紀」にもその名が出てきたという歴史古い町です。
名物は出石そば。江戸時代中期に出石藩の藩主であった松平氏と信州上田藩の仙谷氏がお国替えになって藩主がチェンジ。その時に仙石氏と一緒にそばもやってきました。それが現在では小さな皿に盛った独特のスタイルになりました。ここはやっぱりお蕎麦をたべておきたい!
たじまわるバスが停車するのは1時間20分。急いでお蕎麦を食べて、やりたいことがいろいろあるのだ!
出石城の名残を探しながらの町歩き
バスが到着したのは城下町から少し離れた全担バス停。ここからは歩いて観光です。
出石のシンボル「辰鼓楼」まではバスガイドさんが案内してくれるというのでガイドさんについて歩く。位置的には出石城のすぐ近くのはず。と歩きながらウロウロ。
ありました
出石城の本丸の西櫓がみえてきました。
この西櫓は本来は存在しない建物で模擬なのですが、なじんでます。
あれに見えるは出石城の本丸ですぞ。その奥に一段と高くなった稲荷曲輪の石垣が見える。稲荷曲輪は出石城の最高所で、その石垣は13mもあります。本丸よりも高いところにあるのね。東櫓と西櫓が両サイドに見えます。
ここで既に写真撮影に夢中になってガイドさんとはぐれそうになるけど、1時間20分という滞在時間中にミッションがあるのだ。
- 出石の皿そばを食べること
- 出石城・有子山城の続日本100名城スタンプを押す
ということで、↓こういうところもじっくり観察したいけれど、とにかく急ぐ。
門跡か何かな?と思って写真を撮っておいたらやっぱり西門跡でした。
桝形門だったようですが、現在はその名残はここのみ。西門跡の石垣から続く塀は家老屋敷のものです。
バス停から東に向かって歩き、家老屋敷の敷地に入って左折すると一気に城下町っぽくなる。
今回は時間が無かったので家老屋敷は雰囲気を確認したのみ。とにかく先を急ぐ。
出石の時を刻む辰鼓楼(しんころう)。江戸時代からのものと思いきや、建てられたのは明治に入ってからです。廃城となった出石城の三の丸大手門の石垣が利用されています。この通りの名前も「大手前通り」。
石垣、残してくれてありがとう!!!
この写真のポイントは辰鼓楼ではなくて、その下の大手門跡の石垣と水堀の跡!さらに奥にみえる有子山城!
有子山城はかつて山名氏が本拠地としていましたが、小出氏が1604年に有子山城を廃してふもとの出石城を築城しました。さすがに時間がなくて行けなかったけれど、有子山城は山頂部の曲輪の石垣の残り具合が良いというので、ぜひ行ってみたい。
辰鼓楼のある大手前通りは蕎麦屋さんや食事処、お土産屋さんが並びます。
歩いて散歩できる距離に濃縮して古い建物が集まっている感じ。大混雑する京都を歩くより、ちょっと遠出して出石まで来たほうがゆっくり街並みを楽しむことができるんじゃないかと思ってしまった。
マンホールも出石仕様。マンホールってご当地の見どころが濃縮されていて、それを見つけるのが楽しかったりします。
たくさんあって迷う出石そば おすすめは?
大手前通りだけでも歩くとお蕎麦屋さんがたくさん。
ミシュランガイド兵庫 2016 特別版にも載ったという蕎麦の名店「近又」に行くか、桂小五郎が潜伏していたところの隣にある蕎麦屋「よしむら」へ行くか。「よしむら」は集合場所のバス停から遠いからなぁと思っていたら、ガイドさんがそこまで連れて行ってくれるということなので、「よしむら」までの道案内をお願いしました。たじまわるで行くと、こうやってガイドさんがおいしいお店やお土産ものの情報を教えてくれるのがありがたい。
何度でも言おう。
たじまわるは500円で出石に連れてきてくれるのだよっ!
そしてガイドさんに案内してもらったおいしいとおすすめの皿そば屋さん「よしむら」。
人気店なのですでに満席。10分くらい待つ間にお隣に写真を撮りに行く。
この「よしむら」のお隣に明治維新の立役者である桂小五郎が隠れ住んでいたという。
禁門の変で長州藩が敗れ、京都にいては危ないと出石の町人によって出石に逃れてきた桂小五郎。この近辺に潜伏していたようで、何か所か桂小五郎居住跡があります。
この場所にいた時はカモフラージュのために荒物屋をやらせていて、恋人の幾松も訪れていたそうです。
さすが逃げの小五郎。この時代、生き残った者が勝ちなのよね。
そして待ちに待った出石の皿そば!「名物 出石の皿そば」を頼みました。
出石の皿そばの特徴は、小さな出石焼きの小皿にお蕎麦が少しずつ盛られているということ。
出汁つゆにつけて食べ、とろろをつゆに入れて食べ、生卵を溶いてつゆに入れて食べ、最後はそば湯を入れて飲む。その間に薬味を入れたりと味変もできてしまう。
通常、最初に頼むのは5枚。だけどお昼時で混んでいるし、ゆでるのにも時間がかかるというと聞いたので、先に8枚頼んじゃいました。
一気に8枚も出てくると食べられないかも。と思うけど。
これがおいしくってするする入っていくのだよ。
付け合わせの蕎麦かりんとうもおいしい。
出汁つゆととろろと生卵の相性って最高ね!怖いくらいおなかに入っていく。
近くに座っていた男性が「7枚」で私が8枚。食べきれるか心配だったけどあっという間に完食。とてもおいしかった! 時間の余裕があればあとあと2枚、いけたな。
出汁つゆにとろろまを加えるのはわかるけど、生卵がよかった! そば湯と合わせてさらに体に良さそう! これは自分でもやってみたい組み合わせだわ。
そして食べ終えると出石焼きのお皿に店名が書かれていたことがわかる。
「よしむら」さんは、休日のお昼時でとても忙しいと思うのにスタッフの皆さんがきさくでチャキチャキしてて接客がとても気持ちよかったです。これはまた来たいお店だな。
5皿で850円。1枚増えるごとに140円。合計1,270円。
ごちそうさまでした!
よしむら
住所:兵庫県豊岡市出石町宵田22
Tel:0796-52-2244
営業時間:10:30~18:00
出石そばの賢い楽しみ方
そして出石のお蕎麦をもっと楽しみたい人におすすめなのは「出石皿そば巡り巾着セット」。
いずし観光センターで購入することができるのだけど、永楽通宝という貨幣をモチーフにしたコインが入っていて、1軒あたり1人前を3皿で注文することができます。通常は5皿注文しなくてはならないわけだから、1回の量を少なくして3軒の蕎麦屋さんをまわることができるという素晴らしいグッズです。
どこの蕎麦屋さんもお昼時は混むので、蕎麦の食べ歩きをしたい!とか、他に見たいところがあるのでお昼は手軽に、でもお蕎麦は絶対食べたい!という方は、先に紹介した出石城西門跡のすぐそばにある「出石皿そば 山下」がおすすめ。たじまわるバスが泊まる全但バス停から家老屋敷の間にあるのだけど、辰鼓楼から離れているため、混雑のピークがちょっと遅め。たじまわるバスを降りてすぐ山下でお蕎麦を食べて、そのあとに観光してもよいかも。
次回、行くとしたら私のプランはこんな感じ。
たじまわるバス(全但バス停)でバスを降りる
→山下で皿そばをさくっと食べる
→出石城までの道すがら、食べ歩きしてみる
→出石城の稲荷曲輪まで行ってみる
→時間が余ったらいずし観光センターでお土産を見る
こんな過ごし方もできるに違いない!
続日本100名城スタンプも押せます
お蕎麦の次にやりたかったこと。それは続日本100名城に行こう 公式スタンプ帳を押すこと!
いずし観光センターでは出石城・有子山城のスタンプが押せるんです!
城好きの人!スタンプ帳も忘れずに、たじまわるバスツアーには持って行ってくださいね!
80分の滞在時間でも出石城の登城橋までは行ける!
そろそろ時間が厳しくなってきたところで、集合場所のバス停に行くまでに最後にちょっと立ち寄り。
出石城の登城橋と復元された登城門。そして奥に見えるのが有子山城。
ここまで来て登城できないのは残念だけど、そろそろタイムアップ。全但バス停へ向かいます。
次は絶対、有子山城まで行くからね~!
出石城
住所:兵庫県豊岡市出石町町分189番地
アクセス:豊岡駅からバス「出石行き」で20分。バス停から徒歩5分
城めぐりをするならこの本は必須!
日本100名城に行こう 公式スタンプ帳つき
竹田城では100名城、出石城では続100名城のスタンプを押すことができます!
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たじまわる モニターツアーで竹田城への旅 INDEX
- (1)500円で竹田城までいける!たじまわるはお得なツアーです。
- (2)出石城下町では名物の皿蕎麦を食べるべし!
- (3)道の駅ようか但馬蔵で山椒ソフトクリーム!?そして竹田城へ
- (4)今ならすいてる!「天空の城」竹田城へ
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