白神山地と弘前・青森の旅(1) 1日目 日本100名城 弘前城へ

1日目 弘前編
旅の出発は嵐JETで

201年から2012年にかけてJALで就航している嵐JET
たぶんこれは福岡へ飛び立つ便だったと思います。機内から撮影。
この旅、幸先よさそう♪

 

この日は台風が西から東北方面に進路をとっているという日。
東京から青森へ移動するにあわせて台風も同じ動きをするといことでかなり揺れて内心ドキドキでした。
揺れてはいても雲の上は超お天気。

窓越しに見える風景は緑が多い。曇り空だったけど黒々とした森がきれい。

icon_airplane_mini日本100名城 弘前城へ

1日目 弘前編
重要文化財 弘前城

青森に到着~。空港バスで青森駅までやってきました。
青森駅からバスでまずは弘前城へ。
弘前城は春は桜の名所として有名。
りんごの木の剪定技術を桜の木の育成にも応用しているそうです。
弘前城がある弘前公園までは弘南バスで100円の循環バスが出ているのだけれど、時間が早すぎてまだ動いていないとのこと。
駅前で並んでいたら親切な係員さんが教えてくれて、別のバスに乗りました。

 

1日目 弘前編
弘前城 追手門

追手門が見えてきました。
あえて正面に面して門を作らず、四角い広場でいったん足止めをさせているのは「枡形(ますがた)構造」といって、敵に攻め入られたときに門や城壁の上から囲い込んで攻撃するため。
お城にはこういう攻撃&防御のポイントがたくさんある。
だから天守閣までのみちのりってジグザグだったりして「まっすぐに進めない」ようになっています。
弘前城はそんなに大きな城ではないんだけれど、こういったジグザグ構造のところがしっかり残っています。

 

1日目 弘前編
弘前城 杉の大橋

朱塗りの赤が美しい「杉の大橋」。

 

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弘前城

こちらはたぶん東内門。二階建ての櫓門です。
この二階建ての門があるということは防御の要だったということ。
二階から狙い撃ちできるようになっています。2階に上ってみたい~。

icon_cameraここが写真ポイント!

1日目 弘前編
下乗橋からの天守閣

弘前城といえば有名な光景。
写真の朱塗りの橋は「下乗橋」
その昔、「どんなに偉い人でもここで馬を下りて橋を渡らなければならなかった」ということからこの橋の名前がついたと言われています。
朱塗りの橋の向こう側に白亜の天守閣。
弘前城は日本100名城にも入っていて、その天守閣は現存12天守閣のうちのひとつにもなっています。
ぜひ、ここで橋も一緒に撮影してくださいな。
誰が撮っても素敵な写真が撮れる屈指の撮影スポットです。

 

1日目 弘前編
下乗橋からの天守閣

同じく天守を撮影。
この日はあいにくの雨まじりの曇り空。
晴れた日のすっきりとした青空の天守閣を撮影してみたかったな。

 

1日目 弘前編
天守閣

下乗橋からは近くに見えたのに、天守閣はまだ先。
くねくねと曲がりながら天守閣に攻め入っていきます。天守閣まで、遠い・・・。
弘前城の天守閣は、作家の司馬遼太郎が紀行文「北のまほろば」で絶賛したとされる美しい天守閣。期待が高まる。

 

1日目 弘前編
天守閣へ潜入!

これは期待できるぞ~!と、行ってみたものの。

・・・これは蔵ですか?

想像以上に小さいぞ。
この弘前城の天守閣。江戸時代に建てなおされたもので、高さは14.36m日本一低い天守閣なのです。
建て直されたといっても、城内の櫓を移築してきました。
こういったリユースはお城の再建話ではよくある話だったりもします。

そして弘前城の天守閣は、江戸時代以前に建設されたなかで今も残る天守閣「現存12天守閣」のうちのひとつで、一番北にある天守閣です。

 

1日目 弘前編
天守閣へ潜入!

近くから見ると本当に蔵にしか見えない
でも中はちゃんとお城の天守閣です。
そして弘前城にまつわる刀などのお宝が飾られていました。古民具が好きな人にはたまらないと思う。
陣笠とか、陣羽織に始まって、殿様や家族が使っていた日常の道具とか。
ワタシはじっくり見てきました。
中は狭くて階段もちょっと急なところがいかにも「天守」っぽい。

 

1日目 弘前編
弘前城の天守閣からの眺め

とはいえ、ちゃんと天守閣の機能もあります。
中から敵が攻めてきた時のために、矢を放ったり、石を落としたりといった仕組みもちゃんとあります。
物見の窓の役割だけでなく、いざとなったら天守閣にこもることになるため、最後の砦の役割をもっていたわけです。
写真は天守閣の窓の隙間から外を撮影したもの。敵が進入してくるところがよーくわかりました。
津軽藩のお殿様もここからこうやって眺めたのでしょうか。

 

1日目 弘前編
天守と本丸跡

天守閣の奥に広がる広大なスペースは本丸跡です。
写真の左側にある芝生のふちの石は、「本丸御殿御玄関礎石」
礎石の一部が残っています。
この上に本丸の玄関の柱が建てられていました。
大名やその家族は天守閣に住んでいたと思われているけれど、藩主やその家族は本丸など御殿が通常の生活をする場所でした。

 

1日目 弘前編
本丸跡

本丸は現在は広場になっています。
日常の事務を行う「表」、藩主が政務を行う「中奥」、藩主の日常生活の場の「大奥」とあり、さらに弘前城の本丸には能舞台まであったそうな!
二の丸、三の丸や他の建物の跡はわからないけれど、広かったということだけはわかる!

 

1日目 弘前編
東門口?

天気がよければ本丸をぶらぶらしたところだけど、降ったりやんだりのくりかえしだったので弘前城をあとにすることに。天気が悪くて残念。
写真はたぶん東門口
弘前城は門が5つも残っているのです!
どれも石垣に組み込まれている西日本の門とは違い、土塁を周りにはべらした東日本らしい門で貴重なものです。

弘前城へはこののち、桜の季節にも行ったのですが、桜の花びらの絨毯「花筏」がとっても素敵でした。一度は春に行くべし!。

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藩祖 津軽為信公の像

弘前城のすぐそばにあった津軽藩の藩祖である津軽為信の像。
兜のかたちがちょっと変わっています。
なぜ、あえて写真を撮ったかというと、それは後述します・・・。

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白神山地と弘前・青森の旅 INDEX

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